「さくらインターネット」は独自ドメインの取得ができるサーバー会社です。
しかし独自ドメインを取得できるのは、さくらインターネットだけではありません。
インターネットのシステムにおいて「サーバー」と「ドメイン」は切り離せない関係なので、両方扱う会社は他にあります。
「どの会社を選んだらよいか?」迷ってしまう人もいるでしょう。
そこで、会社を選ぶポイントについて解説します。
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さくらインターネット
独自ドメインの取得パターンは2つ
ドメインの取得には、2つのパターンがあります。
- 同じ会社でドメインとサーバーを利用する
- それぞれ別の会社を利用する
どちらのパターンでも、Webサイトの運営に支障はありません。
1:同じ会社でドメインとサーバーを利用する
当サイトのように、ドメインもレンタルサーバーも「さくらインターネット」のサービスを契約して利用しているパターンです。
ドメインとサーバーの両方扱う会社は「さくらインターネット」以外にも数多く存在します。
さくらインターネット以外にも、両方扱っている会社があります
同じ会社で契約するメリット
ドメインとサーバーを同じ会社で契約するメリットは、管理が楽なのと、使いやすいことです。
契約管理が楽
ドメインもサーバーも契約期間が決まっており、使い続けるには「契約更新」をする必要があります。
自分が使っている会社を「ここだけ!」と決めておけば、「うっかり更新手続きを忘れてしまった!」なんてミスを防ぎやすいです。
設定がむずかしくない
よく「ドメインは住所、サーバーは土地」というイメージで説明されることがあります。
ドメインは取得しただけでは意味がなく、サーバーと紐づける設定が必要です。
同じ会社で利用する場合は、取得したドメインと契約したサーバーとの連携がスムーズにできるように設計されていることが多いです。
別の会社で契約するより、手間が省けます
同じ会社を利用するデメリット
目立って大きなデメリットはありませんが、強いて言うなら「コストの調整ができない点」です。
当サイトのトップレベルドメインは「.com」で、さくらインターネットの場合「年額:2790円」という更新費用がかかります。
*2024年7月22日(月)までの料金
*2024年7月23日(火)から価格が変わります(3,220円)
公式サイトの告知
一部ドメインの料金改定のお知らせ
しかし他社のサービスでは、もう少し安い費用で「.com」を利用できる場合があります。
多少高くても「同じ会社」を貫くか、コストを抑えるために「別々の会社」にするのかは、あなた次第です。
2:別の会社を利用する
ドメインとサーバーの紐づけ設定ができれば、それぞれ別の会社で契約しても構いません。
「A社」でドメインを契約し、「B社」でレンタルサーバーを契約するというパターンです。
この状況は、普通に起こります。
特殊なことではありません。
別々になってしまう理由は、いくつかあります。
まず「なぜ別々になってしまうのか?」を解説します。
- 費用を抑えたい(安く利用したい)
- すでに別会社でサーバーを契約している
- 複数サイトを運営したい
- 別のサーバーに引越しをした
費用を抑えるため
同じトップレベルドメインの利用でも、会社によって料金が異なります。
トップレベルドメインとは?
.com / .net / .org などの部分です。
例えば「.com」のドメインを利用する場合
ドメインが取得できる会社 | 取得費 (1年目の費用) | 更新費 (2年目以降の費用) |
さくらインターネット | 3220円 / 年 | 3220円 / 年 |
ムームードメイン | 799円 / 年 | 1728円 / 年 |
XServerDomain | 1円 / 年 ※(1個目限定の特別価格) ※(2個目以降は770円) | 1602円 / 年 |
お名前.com | 0円 / 年 ※(1個目限定の特別価格) ※(2個目以降は750円) | 1287円 / 年 |
*金額は10%税込み
*2024年10月29日時点の価格
*価格は変わることがあります
このように会社によって料金は変わります。
更新費用の確認も忘れずに!
ドメインは1年ごとの更新が基本です。
長く利用するには更新費用がかかります。
料金をチェックするときは、取得費だけでなく更新費も確認しておきましょう。
少しでも安く費用を抑えたい人は、別の会社でドメインを契約するといいでしょう。
すでに契約しているサーバーがある / 複数サイトを運営する
「サーバー」は、Webサイトのデータを保管する場所です。
サーバー内の容量が空いていれば、2つ目のサイトを同じサーバーで運営することが可能です。
2つ目のWebサイトだから、新しくサーバーを契約しなければいけないわけではありません。
すでに契約しているサーバーがあれば、そこに複数のドメインをとサイトデータを設置して、複数のWebサイトの運営ができます。
このようなケースで、ドメイン代の費用を抑えたいときに、安く取得できる会社を利用する方法があります。
サイトの引越しをした
Webサイトの運営をはじめたものの、サーバーの調子が悪いので、Webサイトの引越しをすることがあります。
レンタルサーバーは、マンションやアパートのようなもので、ひとつの機械に他の利用者も同居しています。
例えば、たまたま自分の機械に、たくさんアクセスを集める他のサイトがあると、機械全体に影響し、自分のサイトまで表示が遅くなってしまうなどの影響が出てしまいます。
例に挙げたケースは「運の要素」でもあるので、サーバー会社だけに責任があるわけではありません。
しかし、自分のサイトに悪い影響があるならば、サーバー会社の変更を考えるでしょう。
元は同じ会社でドメインとサーバーを利用していた場合、サーバーの引越しは「サーバーだけ引越し」と「ドメインとサーバーの両方とも引越し」の2つパターンに分かれます。
サーバーだけ引越した場合には、別々の会社を利用している状態になります。
別々の会社を利用するメリット
一番のメリットは、費用が調整できることです。
「取得費がタダや1円」というような会社も存在しますので、安く済ますことは可能です。
別々の会社を利用するデメリット
デメリットは、管理が複雑になることと、設定がむずかしくなることです。
契約の管理が複雑になる
一つのWebサイトを運営していても、2つの契約先がある状態です。確認する手間が増えます。
しかも更新手続きも年1回程度のため「前回の手続きを覚えていない」「どっちかの更新をしたかわからない」など、ちょっとしたことで手続きをミスしてしまう可能性もあります。
設定にひと手間掛かる
サーバーとドメインを用意したら「土地=サーバー」と「住所=ドメイン」を紐づけする作業が必要です。
別々の会社で用意した場合、そのサーバーで使えるように、ドメインの設定を調整する必要があります。(同じ会社の場合、この部分は初期設定で済んでいることが多い)
他社で取得したドメインの設定方法の解説記事です。
以上、ドメインの取得方法として、2つのパターンを解説しました。
業者の選び方はどうすればいいの?
では、この記事のポイントである「業者を選ぶポイント」をまとめます。
ドメインはどこで取得しても役目は同じ
基本的に、どの会社を選んでもドメインの運用内容に差はありません。
ドメインは、インターネット上における「住所」のような役割です。
「A社のドメインの方が表示が早い」「B社のドメインの方がアクセスが集まる」など、会社によって「ドメイン自体の性能」が異なるものではないです。
会社による差は、ほとんとが「料金」
ドメインを取得するための手続きに必要な情報も、有名な会社なら、ほとんど同じです。
主に差があるのは「料金」の部分です。
料金も「金額が高いから良いサービス」「安いから粗悪なサービス」というわけではなく、あくまでその会社が設定している金額です。
また同じトップレベルドメインの料金を、各社比較しても「年間で数百円」の差です。
運用しやすい会社を柔軟に選ぶ
結論としては、自分の都合に合わせて柔軟に選んで欲しいです。
ドメインとサーバーを同じ会社で利用するなら、ドメインの料金が多少高くても、管理しやすく、設定がスムーズにできます。
別々の会社で利用すると、ドメインに関する費用は安くできるが、管理が増え、設定もひと手間かかります。
どちらのケースにも言えることですが、更新手続きを失敗するとWebサイトが使えなくなります。
選ぶ基準が「使いやすさなのか?」「コストなのか?」自分の基準で納得できる方法を選んでいいと思います。
ドメインに関連する記事
ドメインとは「アドレス」や「URL」と呼ばれる「Webページの場所を示す住所」のようなものです。
他のページのドメインと同じ文字列にすることはできません。
世界にひとつだけのオリジナルの文字列で取得(登録)しなければなりません。